日東工業株式会社
Nitto Industry Co.,Ltd.

 社長 小松の経営日誌

   

18年07月17日 (Tuesday)       大水害に遭遇


 7月5日以降中国地方に数日間降り続いた豪雨の影響で、広島県呉地区は甚大な被害を受けました。当社川尻製作所でも工場全部が水に浸かり、数日間稼働不可能な状況を強いられました。当初惨状を目にしたときは正直愕然となりました。しかし、取引先お客様が素早く複数の技術者、機械保全担当の方を派遣してくれたことや、駆け付けてくれた機械メーカーの方の修理作業、従業員全員の猛暑をいとわぬ努力の結果、予想以上の速さで復旧が進んでおります。本日現在泥水、がれきの搬出はほぼ完了、機械設備も半分程度は動くようになりました。
 また、復旧作業中に軽いけがをした者はおりましたが、命にかかわるような大きな身体損傷や、水害に伴う行方不明者などは、当社従業員に限っては、出さずに済みました。不幸中の幸いでした。それでもまだしばらくは炎天下での作業が続き、工場周辺ではいまだに断水となっているため、従業員の生活面、体力面の状況は注意していかねばならないと思っております。今日は水害遭遇以来はじめて工場に昼の弁当が届きました。ひとつひとつ通常が帰ってきています。
 まずはご迷惑をおかけしている納期遅延を取り戻すべく、一日も早い設備の全面稼働に全力を挙げます。前述した取引先お客様のサポートはもちろん、ここまで不自由であった物資のご支援等、いろいろな形でいただいた、当社を囲む方々のお気遣いに感謝申し上げます。
 水害の惨状と、復旧の状態の写真を当ホームページ”お知らせ”の欄に掲載していますので、見てやってください。
 



             

17年08月22日 (Tuesday)       酒場にて


 酒を飲むのが好きです。瀬戸内のうまい魚には日本酒。新鮮な野菜をオリーブオイルで和えたおかずにはワイン。
 出張先で良い居酒屋を探すのも楽しみです。好みの店は適度に古く、年季の入った木のカウンターがあるようなところ。あまり小さすぎたり、常連が目立ちすぎるところは入りにくい。酒や料理に情が感じられながらも、一人無言で飲んでいても許されるのが理想、なんて勝手なこと言わせてもらいます。でも、少なくなったんです、こういう店が。
 島根の工場の近くに気に入った店がありました、おばあちゃんとお母さんの二人でやっていました。残念ながら数年前、次のやり手がいないということでクローズとなりました。一方、広島で親父の店を子供が継ぎ、昔以上に繁盛しているところもあります。それなりに金をかけて店を改修し、モダンな店内は後継者と同世代のお客でにぎわっています。私は多少汚れていても古いままの雰囲気が好きでした。だけどたまにしか来ないこんなオヤジの好みに合わせていたら、今後のターゲットである若者需要は取り込めないですよね。
 自分に慣れ浸しんだものがづっと続けばそれは居心地がいいでしょう。仕事も自分の経験則が変わらなければやりやすいでしょう。しかし現実は変化、変化の連続であり、商売はこれに対応していかねばならないもの。電話の声はメールに。やっと覚えたパソコンもスマホに凌駕され、そして自動車エンジンは電気に変わりつつある...まあしょうがないかと思考はそこで断ち、冷酒のグラスを傾ける私でした。
 



             

16年06月05日 (Sunday)       消費増税延期ー民主主義はいいことなのか?


 消費増税がまたまた延期されました。確かに景気に与える影響は少なくないから判断は慎重にされなければいけないとは思います。だけど日本国の財政状況、増大が予想される福祉予算を考えると、こんな先延ばしの繰り返しでいいのか!と言いたいです。
 目先のことを見れば現状維持は無難でしょう。明日の食い扶持を心配する庶民が大多数なのだから、多数決で決めれば増税延期派が過半数になる可能性は高いです。比較的平和な日本では特に現状維持バイアスが強い。(15/6/1.大阪都は実現できず?でも書きましたが。)
だが、為政者は、トップは、多数決はいったん置いといて、こうしなくちゃいけないんだ!と強いメッセージを出さなければいけない場面も時としてあるのではないでしょうか。ポピュリズムー大衆迎合の弊害は最近、社会のあちこちに見える気がします。アフリカ難民の受け入れに苦労するヨーロッパでは、他民族の排斥を唱える極右政党が支持を広げています。アメリカでは多数決に任せていたら、危ない人が大統領になる可能性が出てきてしまいました。多数決が民主主義の基本をなすことには同意します。ですが、多数の人がこう思っているからそれが正しいことだ、とは必ずしも言えません。じゃあ、物事はどうやって決めればいいのだ、と問われると答えはたやすくは出てこないのが残念ですが。とりあえず言えるのは、会社でも、社会でも、目先だけでなく、5年先、10年先のことも考えてみようよ、ということかな。