日東工業株式会社
Nitto Industry Co.,Ltd.

 社長 小松の経営日誌

   

16年06月05日 (Sunday)       消費増税延期ー民主主義はいいことなのか?


 消費増税がまたまた延期されました。確かに景気に与える影響は少なくないから判断は慎重にされなければいけないとは思います。だけど日本国の財政状況、増大が予想される福祉予算を考えると、こんな先延ばしの繰り返しでいいのか!と言いたいです。
 目先のことを見れば現状維持は無難でしょう。明日の食い扶持を心配する庶民が大多数なのだから、多数決で決めれば増税延期派が過半数になる可能性は高いです。比較的平和な日本では特に現状維持バイアスが強い。(15/6/1.大阪都は実現できず?でも書きましたが。)
だが、為政者は、トップは、多数決はいったん置いといて、こうしなくちゃいけないんだ!と強いメッセージを出さなければいけない場面も時としてあるのではないでしょうか。ポピュリズムー大衆迎合の弊害は最近、社会のあちこちに見える気がします。アフリカ難民の受け入れに苦労するヨーロッパでは、他民族の排斥を唱える極右政党が支持を広げています。アメリカでは多数決に任せていたら、危ない人が大統領になる可能性が出てきてしまいました。多数決が民主主義の基本をなすことには同意します。ですが、多数の人がこう思っているからそれが正しいことだ、とは必ずしも言えません。じゃあ、物事はどうやって決めればいいのだ、と問われると答えはたやすくは出てこないのが残念ですが。とりあえず言えるのは、会社でも、社会でも、目先だけでなく、5年先、10年先のことも考えてみようよ、ということかな。